ホールメタライズ・両面FPC製造工程
フレキシブルプリント基板のホールメタライゼーションは、基本的にリジッドプリント基板のホールメタライゼーションと同じです。
近年、無電解めっきに代わる直接電気めっき法において、カーボン導電層を形成する技術が採用されている。フレキシブルプリント基板のホールメタライゼーションにもこの技術が導入されています。
フレキシブルプリント基板は柔らかいため、専用の固定具が必要です。治具はフレキシブルプリント基板を固定するだけでなく、めっき液中で安定している必要があり、安定していないと銅めっきの厚みが不均一になり、エッチング工程での断線の原因にもなります。そして、ブリッジする重要な理由。均一な銅めっき層を得るには、フレキシブルプリント基板を治具に締め付けたり、電極の位置や形状に工夫をする必要があります。
穴メタライズ加工を外注する場合、フレキシブルプリント基板の穴加工の経験のない工場への外注は避ける必要があります。フレキシブルプリント基板専用のめっきラインが無い場合、穴あけ加工の品質が保証できません。
銅箔・FPC製造工程の表面洗浄
レジストマスクの密着性を向上させるために、レジストマスクを塗布する前に銅箔の表面を洗浄する必要がある。このような単純なプロセスであっても、フレキシブルプリント基板では特別な注意が必要です。
一般的に洗浄には化学洗浄工程と機械研磨工程があります。精密グラフィックスの製造では、2種類のクリアリング処理を組み合わせた表面処理が行われることがほとんどです。機械研磨は研磨方法を使用します。研磨材が硬すぎると銅箔にダメージを与えてしまいますし、柔らかすぎると研磨不足になります。一般的にはナイロンブラシが使用されますが、ブラシの長さや硬さなどは慎重に検討する必要があります。 2本の研磨ローラーを使用し、コンベアベルト上に配置され、回転方向はベルトの搬送方向と逆になりますが、このとき研磨ローラーの圧力が大きすぎると基板に大きな張力がかかり、基板が引っ張られてしまいます。寸法変化を引き起こします。重要な理由の 1 つ。
銅箔の表面処理がきれいでないとレジストマスクとの密着性が悪くなり、エッチング工程の通過率が低下します。最近では銅箔基板の品質向上により、片面回路の場合には表面洗浄工程を省略することも可能です。ただし、100μm以下の精密パターンには表面洗浄が不可欠な工程です。